Sapporo, HOKKAIDO

OWNER’S VOICEオーナーズボイス

“木造特有の温かみや
癒しが感じられ、
コストメリットもある
大変優れた提案でした”

建築を考えたきっかけ

北海道ガス硬式野球部は、2018年4月に創部しました。その準備段階より、選手の住宅については「生活管理」や「チームの一体感」等の観点から、全員が同一建物に住める環境をベースに賃貸物件を探しておりました。しかし、選手全員が同じ物件に入居できず、民間の運営する独身寮に分散して入居することとなりました。結果として、食事などの生活面や練習場への移動で課題を残すこととなり、また、民間施設はコスト高であることも踏まえ、長期的視点で検討した結果、野球部の室内練習場に隣接する自社所有の敷地へ宿舎を建設することとなりました。

建築物のこだわりとコンセプト

社会人として充実した生活を過ごすための個室環境や、理想的な食事による体づくりのための食堂、そして体のケアが可能な浴場を設置しました。
共用部には、各階のラウンジや談話室を設置するなどコミュニケーションの場も重視しました。また、全般的に会社施設として贅沢にならないようシンプルな設備としつつも、スタイリッシュかつリラックスできる空間を追及しました。

満足度

2019年10月末に引渡しを完了し、個室26室中、現在20室に選手が入居しています。
広々とした個室のほか、食堂や浴場、ロビーなど充実した空間構成になっており、仕事と練習で疲れた体を癒してくれています。特に浴場は体のケアはもちろん、選手のコミュニケーションの場として大切な空間となっており、大変満足との声がでています。

なぜ当社にご用命をいただけたか

2019年2月、土屋ホームさんを含めた4社で設計コンペを実施しました。
どれも魅力的な提案内容の中、土屋ホームさんがプレゼンをしていただいた「大規模木造建築」は、敷地を最大限生かした広々とした空間や間取りで、木造特有の温かみや癒しが感じられ、コストメリットもある大変優れた提案でした。
当社の考え方に最も合った内容であったことに加え、当社と同じくスキー部という企業スポーツに取り組まれていることもあり、安心・信頼のできる土屋ホームさんへお願いしました。

営業

木造住宅のメリット、デメリットをお伝えし、選手にとって何が最良かという点に力をいれました。SE工法ですと大規模木造住宅が建築可能になり、木造特有の癒しも選手の活力に繋がると信じております。

技術・現場担当

限られた工期の中、毎週実施の定例会により、施主様との打合せを重ね方向性を確認しながら工事を進めたことにより、施主様と当社がワンチームとして結束でき自信をもって建物をお引き渡ししました。

設計

プレゼンテーション段階から土屋ホームの主担当として参加させていただきました。コンペで当社が選ばれた時の「感動」と「プレッシャー」はいまだ忘れられません。設計・工事段階で毎週開催された定例会にて、施主様のご要望を取り入れ、実際お住まいになる野球部員の方々を思い浮かべながらの仕事となりました。北ガス様のご担当者の方々には、たくさんのフォローをいただき安心して仕事を進めることができ、2019年10月に無事建物のお引き渡しをさせていただきました。本件がプランナー・デザイナーとしての自分を大きく成長させてくれました。